令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

鋼材腐食(1)

座長:高谷 哲(京都大学)

[V-175] 水セメント比およびひび割れの有無がモルタル内部の湿度変化に与える影響

〇齊藤 亮介1、片山 行雄1 (1.清水建設株式会社)

キーワード:内部湿度、表面湿度、ひび割れ、鋼材腐食

鉄筋コンクリート構造物の鉄筋腐食劣化は解決すべき重大な課題である.コンクリート中の鉄筋の腐食は内部の湿度環境の影響を受けると考えられるが,コンクリート中の湿度環境については不明な点が多い.本研究では,モルタル中に埋設した温湿度センサにより内部の湿度を計測し,各種要因が内部の湿度変化に与える影響の取得を試みた.その結果,乾燥環境におかれたモルタル内部の湿度は,初期においては水セメント比が高いほど湿度が高い状態が保たれるが乾燥期間が長期になると水セメント比が大きいほど内部の乾燥が進むこと,ひび割れが生じた場合,幅0.1mm以下であれば数か月の期間で内部の乾燥に与える影響は小さいことを示した.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン