[V-249] ポリプロピレン繊維の特性とペースト中での分散に関する基礎的検討
キーワード:ポリプロピレン繊維、分散性、塑性粘度、熱分解、質量減少率
本研究は、コンクリート中に爆裂防止などを目的として混入させるポリプロピレン(PP)繊維を対象に、分散性に影響する繊維特性を明確化することを目的とし、セメントペーストの塑性粘度に着目して検討したものである。繊維径の異なる4種類と繊維長の異なる2種類のPP繊維を用い、繊維混入のセメントペーストを強制流動させたときの繊維の分散性を評価した。その結果、長さが同一の場合、繊維径が大きくなると分散に必要な媒体相の塑性粘度の下限値が大きくなること、繊維長さによる影響は顕著とはならず,繊維の質量に対して表面積が卓越すると、塑性粘度の下限値が小さくなることを確認した。
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