令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

短繊維補強コンクリート(材料)(1)

座長:佐々木 亘(三井住友建設)

[V-254] 収束型アラミド単繊維の抜出しモデルと架橋則の計算

〇金久保 利之1、WANG JIN1、越前 沙紀2 (1.筑波大学、2.東京地下鉄)

キーワード:FRCC、アラミド繊維、抜出し挙動、引抜き試験、架橋則

繊維補強セメント複合材料(FRCC)では,ひび割れ発生後に繊維がひび割れを架橋することで引張靭性能が向上する.本研究では,収束された太径のアラミド繊維を対象とし,2種類の配向角のつけ方を模擬した引抜き試験の結果から抜出し挙動をモデル化して,引張応力-ひび割れ幅関係で示される架橋則を計算した.単位付着長あたりの最大引抜き荷重は埋込み角による試験体,設置角による試験体どちらにおいてもスナビング効果は見られず,引抜き試験をバイリニアでモデル化した.配向強度を変化させた架橋則の計算を行い,繊維有効率の増加とほぼ同一の割合で引張応力も増大することを確認した.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン