[V-255] PVA繊維を用いた積層型機能性繊維補強セメント複合材料の曲げ性状
キーワード:繊維補強セメント複合材料、機能性材料、積層型機能性コンクリート、PVA繊維、4点曲げ試験、層界面
曲げ応力下で引張応力の大きい下縁側により多くの繊維を混入させることで,同じ繊維混入率の繊維補強セメント複合材料と比べてより機能的になり,コストパフォーマンスの改善が期待される.本研究では,繊維混入率を変化させた層状打設による,積層型機能性繊維補強セメント複合材料(FGRC)の曲げ強度や靭性能の向上を検討することを目的とし,繊維混入率を底面から2%,1%,0%と層分けしたFGRC,及び同一繊維量で層状打設を行った角柱供試体の4点曲げ試験を行った.FGRC供試体では,同繊維混入率1%の一体打ちを行った供試体と比べて,2倍近い最大荷重を示した.FGRC供試体では層界面のひび割れは見られなかった.
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