令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

プレストレストコンクリート(1)

座長:曽我部 直樹(鹿島建設)

[V-355] PC下路桁の断面形状と構造解析のモデル化方法がたわみに及ぼす影響に関する一考察

〇中村 麻美1、渡辺 健1 (1.公益財団法人鉄道総合技術研究所)

キーワード:PC桁、下路桁、変形、たわみ、有限要素解析、骨組構造解析

PC下路桁は断面形状が桁のたわみに大きな影響を及ぼす.実務ではたわみは構造解析による断面力を用いて計算式から求めることが一般的だが,PC桁の変形を算定できる構造解析ツールも整備されてきた.構造解析において,箱桁では1本梁,T形桁やU形桁では格子桁のモデルが従来用いられてきた.PC下路桁の断面形状と構造解析のモデル化方法がたわみに及ぼす影響を明らかにするため,三次元有限要素解析と骨組構造解析を実施した.ウェブの配置により,荷重条件等と関係して桁のたわみに及ぼす影響が異なった.ねじりの影響が比較的小さい条件では,1本梁モデルや格子桁モデルを用いて断面内の平均的なたわみを表現できるものと考えられる.

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