令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

補修・補強(構造)(2)/曲げ

座長:田中 泰司(金沢工業大学)

[V-349] 圧縮鉄筋の腐食がRCはりの曲げひび割れ発生荷重に与える影響

〇桑野 仁成1、國元 陸登2、近藤 拓也1、横井 克則1 (1.高知工業高等専門学校、2.國元建設)

キーワード:圧縮鉄筋、鉄筋腐食、ひずみ分布、曲げひび割れ発生荷重

RC部材の曲げ性能は引張鉄筋の健全度に依存していることから,引張鉄筋腐食と曲げ性能の関係については研究報告が多い。一方で,圧縮側はコンクリートが大部分の圧縮力を受け持つため,RC部材の曲げ性能に与える影響は小さいと考えられる。しかし,圧縮鉄筋の腐食で生じるひび割れにより,圧縮側コンクリートの断面積の低下,使用状態における応力状態の変化が考えられる。本論文では圧縮鉄筋腐食がRCはりの曲げ性状に与える影響について検討を行った。曲げひび割れ発生荷重と直径減少率には強い相関がみられた。また,腐食ひび割れによって断面内における応力分布の変化が確認できたことから,応力伝達が正常に行われない可能性を示した。

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン