令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

非破壊試験法(1)

座長:村上 祐貴(長岡工業高等専門学校)

[V-374] 機械学習を用いた打音による浮き判定に関する研究

〇松下 凌大1、新保 弘2、野嶋 潤一郎3、溝渕 利明1 (1.法政大学、2.法政大学大学院、3.(株)開発設計コンサルタント)

キーワード:非破壊検査、劣化評価、打音探査、機械学習、LSTM

現在,1次検査に用いられている打音検査法は,構造物の浮きや剥離などの欠陥部の診断を簡便に行う事が可能である一方,欠陥判定において検査員の熟練度を要する点や検出精度に課題がある. これらの課題を解決するために本研究では,深層学習による検討を行い,鉄筋の腐食膨張によってコンクリート内部に生じる劣化初期の微細ひび割れや浮きの早期発見の検討を行った.結果,深層学習を用いて判定精度の高い手法の確立の可能性を見出すことができた.また,ひび割れの進展を判定精度で表せたことから,鉄筋の腐食膨張によってコンクリート内部に生じる劣化初期の微細ひび割れや浮きの早期発見できる可能性を示すことができた.

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