[V-588] セラミック製定着体を用いた一面せん断補強工法の改良
キーワード:後施工せん断補強、セラミック定着体、可塑性グラウト
既設の地下RC構造物を対象とした後施工せん断補強工法は,既設躯体で不足しているせん断補強鉄筋を内空側から削孔した後に挿入し,グラウト材により一体化させることでせん断耐力を向上させる補強工法である。本工法では,セラミック製定着体とねじ節鉄筋を組み合せたせん断補強鉄筋を用いている。補強する部材厚が数メートルに及ぶ場合,グラウト材の充填性が課題となる。そこで,グラウト充填性を実証するため,長尺のせん断補強鉄筋,および鉄筋を分割するための機械式継手を用いた施工試験を実施し,下向きの施工5m,横向きの施工7m,および上向きの施工4mまでの範囲において,本工法は問題なく施工可能であることを確認できた。
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