[V-590] レンガアーチ高架橋の内面レンガの視認性を考慮した耐震補強工事の設計・施工について
キーワード:首都直下地震対策、レンガアーチ高架橋、耐震補強
東京・浜松町間のレンガアーチ高架橋は110年が経過しており,歴史的な土木構造物である.首都直下型地震に備え,耐震補強工事を進めている.レンガアーチ高架橋は,レンガ内側にRCボックス構造を構築するRC内巻き補強工法で補強を行っているが,最大の特徴であるレンガ内面の形状を視認できないため,レンガ内面の視認性を向上させ,かつ耐震性能を満たす耐震強方法を検討した.検討の結果,補強体の側壁部に開口を設け,レンガ内面を露出させた構造を採用した.開口を考慮した構造検討、およびレンガ露出部の劣化を考慮した施工を行うことで、レンガアーチ高架橋のレンガ内面の視認性を確保した耐震補強が実現した.
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