令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

非破壊試験法(2)

座長:内田 慎哉(富山県立大学)

[V-380] コンクリート表面の水および油層がレーザーアブレーションによる励起弾性波に及ぼす影響

〇村瀬 春祐1、橋本 勝文1、塩谷 智基1、河野 広隆1、服部 篤史1 (1.京都大学)

キーワード:コンクリート、弾性波、YAGレーザー、レーザーアブレーション

コンクリート構造物の非破壊検査方法として弾性波を用いた検査方法が多く用いられているが,本研究ではレーザー励起弾性波に着目した.レーザー励起弾性波とは,固体にパルスレーザーを照射した際に固体表面上でアブレーションを起こすことによって内部に励起される弾性波であり,将来的には非接触の遠隔検査への利用が期待されている.本研究ではコンクリート表面に水分や油滴が存在する場合にレーザー励起弾性波にどのような影響が生じるかを検討した.その結果,レーザーの出力が30mJの場合は表面に水分や油滴が存在する方が励起弾性波の振幅が増幅され,水分と油滴で比較すると油滴が存在する方がより増幅される,という知見を得た.

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