令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

フレッシュコンクリート

座長:橋本 学(鹿島建設)

[V-425] AIによるミキサ電力負荷値を用いたフレッシュコンクリートのスランプ予測

〇早野 博幸1、工藤 正智1、小池 耕太郎1、尾﨑 奨2、大木 宗一2 (1.太平洋セメント、2.パシフィックシステム)

キーワード:人工知能、再帰型ニューラルネットワーク、コンクリート、スランプ、電力負荷値

生コン工場の製造工程においては、現状、オペレータがミキサ練混ぜ時のコンクリートの動きや電力負荷値を目視で確認しながら、スランプの管理を行っている。これを、人間の判断に頼るのではなく、機械的かつ定量的に判断できれば省力化につながるものと考えられる。そこで、本研究ではこの工程にAI技術を適用し、コンクリートの練混ぜ時における電力負荷値から、瞬時にスランプ予測を行う技術の構築を目指し、生コン工場で実証実験を行った。その結果、経時的なミキサ電力負荷値をブロック化し、連続的な数値の繋がりを考慮したRNNを適用することで、コンクリートのスランプおよびスランプフローが予測可能であることを明らかにした。

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