令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

非破壊試験法(3)

座長:大野 健太郎(首都大学東京)

[V-387] 携帯型蛍光X線分析装置を用いたコンクリート中の塩化物イオン量測定に関する検討

〇馬場 ひとみ1、飯島 亨1、齋藤 慶子1、石井 壮一郎1、加藤 洋2 (1.ジェイアール総研エンジニアリング、2.オリンパス)

キーワード:塩化物イオン、携帯型蛍光X線分析装置、コンクリート、モルタル、X線強度

塩害による鉄筋腐食の進行予測の評価や,対策等の検討のため,コンクリート中の塩化物イオン量を把握することは重要である.近年,携帯型蛍光X線分析装置を用いてコンクリート中の塩化物イオン量を測定することが提案されている.そこで,本研究では,配合を変えたモルタルを作製し,電位差滴定法との比較を行い,硬化コンクリート中の塩化物イオン量測定への適用性の検討を行った.その結果,検量線法を基にした分析では,標準偏差0.02~0.05,変動係数8.3~8.8%となり,ばらつきは小さい結果が得られた.検量線法を基にした分析を用いることで,現場でも十分適用可能であることがわかった.

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