令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

非破壊試験法(3)

座長:大野 健太郎(首都大学東京)

[V-388] 携帯型蛍光X線分析装置を用いたコンクリート表面の塩化物イオン量測定の検討

〇遠藤 大樹1、飯島 亨1、馬場 ひとみ1、加藤 洋2 (1.ジェイアール総研エンジニアリング、2.オリンパス)

キーワード:塩化物イオン、携帯型蛍光X線分析装置、コンクリート、モルタル、X線強度、塩害

コンクリート構造物の塩害劣化が深刻化しており,コンクリート構造物中の塩化物イオン量を把握することが重要視されている.また,近年では携帯型蛍光X線分析を用いて測定することが提案されている.

 本研究は,配合を変えた供試体に塩化物イオンを混入し,JIS法の電位差滴定法と携帯型蛍光X線分析の結果を比較した.また,携帯型蛍光X線分析の測定時間の影響についても検討を行い,その適用性を評価した.その結果,検量線を用いる事で高い相関が認められ,配合の違う供試体のばらつきは0.8%~1.2%であった.また,測定時間は最短15秒と短い時間で測定できることから,現場で補修範囲の選定に使用可能であることがわかった.

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