令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

付着・定着・継手(1)

座長:上田 尚史(関西大学)

[V-606] 機械式定着を施したせん断補強鉄筋のせん断補強性能

〇仁平 篤志1、後藤 隆臣1、平 陽兵2、山野辺 慎一2 (1.東京鉄鋼、2.鹿島建設)

キーワード:機械式定着工法、せん断補強鉄筋、せん断耐力

せん断補強鉄筋は,両端が半円形フックであるが故に配筋が困難となるケースがある.これを改善する方法の一つとして,ねじ節鉄筋の端部に機械式定着体を嵌合し,グラウト充填によって固定されたせん断補強鉄筋を用いる方法が挙げられる.こうした工法は,コンクリート工事の生産性を向上させる手法として国土交通省からも推奨されている.本研究では,機械式定着体を用いたせん断補強鉄筋と,半円形フックを用いたせん断補強鉄筋で梁部材の正負交番載荷試験を実施し,そのせん断補強性能について評価した.その結果,改良した機械式定着体を有するせん断補強鉄筋は,半円形フックと同等の性能を有していることがわかった.

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