令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

構造物調査・診断(1)

座長:三木 朋広

[V-655] コンクリートダムにおけるトモグラフィ手法によるひび割れ可視化

〇麻植 久史1、橋本 勝文1、塩谷 智基1 (1.京都大学大学院工学研究科)

キーワード:AE、位置標定、周波数、ひび割れ、コンクリートダム

近年,我が国では公共事業費や人口減少による土木技術者の減少のため,経年劣化が進んでいるコンクリート構造物の維持管理体制構築を限られた予算の下で実行することが望まれている。これはコンクリートダムの維持管理でも例外ではなく,喫緊の課題となっている。本研究では,コンクリートダムの維持管理を目的として,表面波トモグラフィやAEトモグラフィを適用し,ひび割れ分布の進展評価を試みた。これまでは維持管理において,表層ひび割れは目視による評価が主に実施されていたが,トモグラフィ手法によりひび割れ内部の状態を考慮することが可能となる。

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