令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

付着・定着・継手(2)

座長:林 大輔(清水建設)

[V-615] 重ね継手の付着割裂破壊のFEM解析における付着モデルの影響

〇磯部 岳1、横井 晶有1、竹山 忠臣2、内田 裕市1 (1.岐阜大学、2.三井住友建設株式会社)

キーワード:重ね継手、付着割裂破壊、FEM解析

本研究では,重ね継手を対象に異形鉄筋の節までモデル化した節ありモデルと鉄筋を丸形状とし節位置にあたる界面要素の特性を変化させる節なしモデルを用いて,モデルの違いが鉄筋重ね継手の付着割裂破壊の及ぼす影響についてFEM解析によって検討を行った。その結果,節ありモデルでは節部分のせん断剛性が高くなるほど継手の破壊荷重は高くなるが,ある値以上になるとその影響は無くなった。また,破壊時の鉄筋の抜け出し量はせん断剛性が異なっても同程度になることが示された。節なしモデルでは節部分のせん断剛性が高くなるほど鉄筋端部の抜け出し量は小さくなるが,継手の破壊荷重はせん断剛性が異なっても同程度となることが示された。

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