令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

付着・定着・継手(2)

座長:林 大輔(清水建設)

[V-621] スパイラル状の溝を配置した高強度異形鉄筋の付着性能

〇伊藤 崇晃1、竹内 崇2、孫 玉平2、阪中 樹2 (1.トヨタT&S建設 株式会社 PC事業部、2.神戸大学)

キーワード:付着、超高強度異形鉄筋、スパイラル形状、端部定着

疲労にも強く簡易な修復で持続可能な構造体を考えた場合、鉄筋は降伏し付着力により周囲のコンクリートを著しく破壊することで、靱性能力を高めている現在の鉄筋コンクリートの設計法のままでは、実現不可能ではないだろうか。
鉄筋に高い降伏点を持たせ、コンクリートを破壊する付着力を低く制御した、新たな高強度異形鉄筋を用いて、レジリエントなコンクリート構造物にはならないかと考えた。その実現のため、新たな異形鉄筋を開発した。
新たな異形鉄筋はスパイラル形状の溝を加工しており、付着力が少ない。よって、本報ではスパイラル形状の溝を加工した異形鉄筋の付着性能を明らかにした。

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