令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

構造物調査・診断(2)

座長:塩畑 英俊(東日本高速道路)

[V-660] PC桁内部鋼材の破断検知を実現する新技術(磁気ストリーム法)の一考察

〇寺田 弘基1、瀬良 敬彦1、森田 博2、竹中 学3 (1.エイト日本技術開発、2.コニカミノルタ、3.広島県西部建設事務所 廿日市支所 厳島港整備課)

キーワード:非破壊調査、PC桁、PC鋼材、PC鋼材の破断、内部鋼材、磁気ストリーム法

目的:プレストレストコンクリート橋は、内部鋼材に腐食や破断が生じると,プレストレスが低下し,急激に耐荷力の低下が生じる可能性があり、内部鋼材の破断を非破壊検査にて検知できる新技術「磁気ストリーム法」を活用し,その有効性の検証と改良への提案を行った.
要旨:磁気ストリーム法とは,装置をコンクリート表面に設置し,コンクリートの外側から内部鋼材に対して磁石をあてがい,1方向から磁場をかけることで,破断による磁場の急減衰現象を捉える方式である.本調査では,全24箇所の内4箇所で破断疑いの波形が検出された.
結論:非破壊検査にて内部鋼材の破断有無が現地確認できるため,有効な技術である.

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