[V-584] さび安定化補助処理剤の有効性評価
キーワード:耐候性鋼、処理剤、さび安定化、流れさび
現在、鋼橋は、ライフサイクルコスト低減のため、無塗装でも耐食性に優れる耐侯性鋼を適用する場合がある。しかし、耐侯性鋼を無塗装で使用した場合、緻密な保護性さび層が形成されるまでの初期段階に、流れさびと呼ばれるさびが懸濁した雨水の排水跡が観察される場合がある。今回、流れさび防止を目的としたさび安定化補助処理剤の有効性確認のため、耐候性鋼橋梁(供用15年)および暴露試験材(暴露10年)の評価を行った。その結果、橋梁および暴露試験材ともに流れさびの発生がなく、処理膜下で緻密な保護性さびが形成されており、さび安定化補助処理剤が耐侯性鋼の流れさび防止に有効であることを確認した。
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