令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

構造物調査・診断(3)/振動

座長:内藤 英樹(東北大学)

[V-669] 富山県内の高速道路におけるコンクリート構造物の潜在膨張性に関する調査

〇石川 裕一1、可計 皓規1、稲葉 尚文2、山﨑 貴哉2 (1.中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋株式会社、2.中日本高速道路株式会社)

キーワード:アルカリシリカ反応、潜在膨張性

コンクリート構造物では,骨材として川砂および川砂利の河川産骨材が使用されており,一部の岩種にアルカリシリカ反応(以下,ASR)を生じるものがあると言われている。河川産の反応性骨材は,河川の上流部,下流部で反応性骨材の種類やその含有量が大きく相違している。富山県は多くの河川水系があり,使用された河川産骨材の水系により,ASRによる劣化状況が異なる傾向が見られ,それに応じた対策が必要である。結果,建設してから年数が経過するとともにASRによる劣化が進行した場合,潜在膨張性が低下する可能性があると分かった。また,建設時から40年程度経過しても,潜在膨張性が高い可能性がある水系があることが分かった。

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