令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

構造物調査・診断(3)/振動

座長:内藤 英樹(東北大学)

[V-674] 経年損傷した多径間鉄筋コンクリート桁橋の物性調査と振動測定による評価

〇江見 和泰1、森 伸一郎1 (1.愛媛大学)

キーワード:橋梁、振動測定、数値解析

本研究では,1930年に建設された多径間鉄筋コンクリート(RC)桁橋を対象に,径間による固有振動数と物性の差異を評価する目的で,打撃振動測定と超音波測定・リバウンドハンマー試験を実施した. 3D-FEMによる固有値解析を実施して固有モードと固有振動数を求め,解析値と測定値を比較して,相関を明らかにして打撃振動試験法の有効性を例示した.打撃振動による径間ごとの1次固有振動数(1次曲げモード)と主桁の平均P波速度には相関係数0.80の高い相関が認められた. 打撃振動測定から得られた1次固有振動数は,径間主桁を30点測定した超音波測定値の平均値を持つ3D-FEMモデルの1次固有振動数と3%の差であった.

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