令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

新材料・新工法(材料)(1)

座長:松田 拓(三井住友建設)

[V-83] ジオポリマーの塩化物イオン浸透性に関する基礎的研究

〇花岡 大伸1、谷川原 陸1 (1.金沢工業大学)

キーワード:ジオポリマー、塩分浸透、高炉スラグ微粉末、養生温度、アルカリ水比

環境低負荷型の建設材料のひとつとして,ジオポリマーが注目されている.ジオポリマーは,フライアッシュや高炉スラグといった産業副産物を活性フィラー(粉体)とし,セメントを使用せずにコンクリートと同程度あるいはそれ以上の強度を得ることが出来る材料である.本研究では,ジオポリマーの耐久性評価を目的に,配合の異なるジオポリマーの塩化物イオン浸透性について調べた.その結果,①BS置換率の増加や養生温度が高いほど塩化物イオンの浸透が抑制されることが確認された.②Al/Wが大きいほど塩化物イオンの浸透が抑制されることが確認された.③ジオポリマーの圧縮強度と塩分浸透性に相関性がみられた.

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