令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル(1)

座長:谷 卓也(大成建設株式会社)

[VI-01] 低セメント量の高流動コンクリートによるトンネル覆工の施工報告

〇宮下 隆太郎1、黒川 尚義1、西浦 秀明1、桜井 邦昭1、戸川 一彦2 (1.大林組、2.国土交通省 中部地方整備局)

キーワード:山岳トンネル、高流動コンクリート、生産性向上、覆工コンクリート

近年、労働者不足が深刻化しており、生産性の向上が求められている。山岳トンネルの覆工の生産性向上には、締固め作業が不要となる高流動コンクリートを採用することが望ましい。しかし、高流動コンクリートは普通コンクリートに比べ、セメント量を大幅に増加させる必要があり、材料費の増加や温度ひび割れ発生のリスクが伴う。そこで、特殊増粘剤と高性能 AE 減水剤を用いて、低セメント量の高流動コンクリートを開発し、この問題を解決した。これをトンネル全線に適用することで、施工に従事する作業員数を低減でき、かつ密実な覆工が構築できた。また、市中の生コン工場から,安定した品質の高流動コンクリートが継続的に製造・出荷できた。

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