令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

シールドトンネル(8)

座長:谷田 友里恵(清水建設㈱)

[VI-961] 22.5%の急勾配シールドトンネル工事の設計・施工

〇福井 一貴1、鈴木 崇2、末廣 厳太郎2、國領 優1 (1.(株)熊谷組、2.関西電力(株))

キーワード:22.5%急勾配、泥土圧シールド、加水式土砂運搬方式、自動水平セグメント台車

本工事は、㈱神戸製鋼所の火力発電所建設に伴い、その供給設備となる275kV地中送電線設備を建設するもので、そのうちルート北端となる新神戸変電所まで約1.5kmをシールド工法による洞道新設を行ったものである。本シールドでは、発進地点と到達地点の標高差が117mある為、22.5%の急勾配区間を350ⅿ有する縦断線形を設定した。また、地質条件より玉石と岩盤区間での掘進が有利な泥土圧シールド工法を採用し、掘削土砂の運搬については急勾配区間の安全性・工程面から加水式土砂運搬方式による排土方法を採用した。施工においては、加水式土砂運搬方式の効果もあり、工程遅延なく掘進できた。

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