ダム(2)

[VI-88] プレキャストブロックを用いたダム減勢工側壁の構築

〇川中 勲¹、大木 洋和¹、藤田 博史²、天野 英介²、吉田 等³ (1.鹿島建設株式会社、2.国土交通省四国地方整備局那賀川河川事務所、3.一般財団法人ダム技術センター)

キーワード：ダム、リニューアル、減勢工、側壁プレキャスト、工程短縮、放流退避

長安口ダムでは、洪水調節能力の増強を図るために、洪水吐ゲートを2 門増設するダム改造工事を行っており、ゲートの増設に伴いダム下流側に減勢工を構築する。減勢工の構築作業は既設ダムを運用しながらの施工であり、非出水期の限られた期間のみの施工となる。よって事業工程確保のため、クリティカルパスとなる減勢工側壁の構築において、工程短縮を目的として減勢工側壁部にプレキャストブロックを採用した。本文では、国内初採用となるPca ブロックを用いた減勢工側壁構築の実績について報告する。