令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

土留め(2)/建設環境

座長:宮田 和(清水建設)

[VI-136] 貧酸素改善を目的としたプロペラ式湖水浄化装置の適正吐出水量の推算

〇川本 靖行1、西田 秀紀1、稲田 精一1、黒岩 正光2、高橋 定雄3、木村 文宣3、城野 清治4、井手 裕樹4 (1.ゼニヤ海洋サービス株式会社、2.鳥取大学大学院工学研究科、3.一般財団法人水源地環境センター、4.株式会社海洋開発技術研究所)

キーワード:貧酸素対策、湖水循環装置、低コスト、成層安定度、適正吐出水量

ダム貯水池や湖沼では、春季から秋季に水温成層が形成されると鉛直方向の水の混合が抑制されるとともに、底層に沈降した有機物を微生物が分解する際に酸素を消費するため深水層において貧酸素化することが多い.このような背景のもと、著者らは貧酸素化対策として、プロペラ式湖水浄化装置を開発し、現地実証実験による貧酸素水域のDO改善効果を確認した.一方、これまでは貧酸素化の改善効果に着目してきたが、消費電力を削減して経済性を考慮した適正な吐出水量を設定することも重要な技術的視点である.そこで、本稿では、貧酸素水域の成層安定度と酸素消費速度を考慮してDO改善に必要な適正吐出水量について検討したので報告する.

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