令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

橋梁(1)

座長:根岸 裕(東海旅客鉄道)

[VI-205] 広幅員かつ急曲線を有したPC箱桁橋の上げ越し検討

〇続木 広大1、川勝 雄介1、毛利井 良一1、今井 遥平1 (1.清水建設株式会社)

キーワード:PC橋、上げ越し計算、曲線橋

広幅員かつ急曲線,急勾配を有するPC3径間ラーメン2室箱桁橋の3次元による上げ越し量の影響の考察と施工後の橋面高さの実績を報告する.計画段階において,3次元骨組モデルを作成し,最大張出し時の自重による左右のたわみ量の違いは最大4%であることを確認した.しかし,2次元骨組解析により算出した上げ越し量は最大でも18.6mmであったことから,本橋では3次元的な影響は考慮しないこととした.実施工において,計画値との差は最大29mmであり,構造中心と左右の計画値との差は最大張出し部で6mm程度であったことから,本橋のような橋梁であれば3次元的な影響を加味せずとも十分にたわみ量を管理可能であると考える.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン