[VI-358] き裂損傷が発見された鋼橋におけるリニューアル工事までの調査・対応事例
キーワード:鋼中路式箱桁橋、疲労き裂、原因究明、FEM解析、応力計測、維持管理
数年後に架け替えのリニューアル工事が計画されている鋼橋において、疲労き裂が発見された。橋梁形式は斜角70度を有する鋼中路式箱桁橋であり、き裂は箱桁内ダイヤフラムおよび端支点部で多数発見された。本工事では、その損傷橋梁の健全性担保までの対応ロードマップを定めた上で、迅速な初動対応と限定的な延命処置を段階的に実施した。初動対応では磁粉探傷試験や応急対策としてのSH工と切削工を行い、延命処置ではき裂発生のメカニズムをFEM解析と応力計測を行い原因究明した上で、架け替えまでの後工程を考慮した補修を行った。また、今後、橋梁を安全かつ適切に維持管理するための方法を整理し、モニタリングシステムを構築した。
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