令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル(3)

座長:手塚 康成(鹿島建設(株))

[VI-23] 中流動覆工コンクリート自動締固めシステムの適用性

〇福田 毅1、山邉 恵太2、久保 則雄1、大矢 剛大1、白井 隆裕1、大坪 宏行1、垣見 康介1、中田 圭祐1、小池 悠介1 (1.清水建設株式会社、2.中日本高速道路株式会社)

キーワード:山岳トンネル、覆工コンクリート、自動締固め、中流動コンクリート、振動エネルギー

トンネル覆工の品質向上と施工性改善を目的として,中流動コンクリートを用いてセントルに取り付けた型枠バイブレータによる締固めを行う施工方法がNEXCOの制定するトンネル施工管理要領において標準とされている.この型枠バイブレータを集中制御して自動的に締固めを行うシステムを開発して施工を行い,下半部を含めたトンネル全周におけるシステムの有効性とコンクリートの品質を振動エネルギーの測定,透気試験,非破壊圧縮試験によって確認した.その結果、型枠バイブレータによって適切な振動エネルギーを与えることが可能であり,コンクリート表層の緻密性や強度に問題のない均質な覆工コンクリートを施工可能であることが示された.

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