令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

ダム(3)

座長:冨森 淳(安藤・間)

[VI-104] 既設ダムの大規模切削における堤体変位対策

〇小川 雄一郎1、鈴木 聰1、切島 弘貴1、藤田 博史2、天野 英介2、吉田 等3 (1.鹿島建設、2.国土交通省、3.ダム技術センター)

キーワード:ダム、リニューアル、構造物撤去工、挙動観測、洪水吐き切削

徳島県の長安口ダムでは、ダムを供用しながら堤体を切削して取り壊し、新たな洪水吐ゲート2門を増設するダム改造工事を行っている。切削1ヵ所目であるBL.9,10の施工時に堤体の挙動観測を行った結果、当初予測し得なかった堤体横継ぎ目J10の変位(開き)が観測された。2ヵ所目であるBL.11,12では、変位がさらに進行することが懸念されたため、変位対策を行うこととした。一方、堤体切削は本工事のクリティカルパスであり、対策工の実施による工程遅延は許されなかった。本文では、堤体の変位抑制対策について、工程に影響を与えない工法の選択とその施工の実績を報告する。

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン