令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

施工技術(3)

座長:中出 剛(熊谷組)

[VI-369] 小口径連続コア削孔による狭隘箇所の鋼板巻き耐震補強

〇吉野 滉輝1 (1.東鉄工業)

キーワード:狭隘、小口径連続コア削孔 、耐震補強、鋼板巻き立て 

本稿では支障解消困難箇所の対策として,小口径連続コア削孔により可能とした狭隘個所の鋼板巻き補強について報告する.

補強対象柱に近接し撤去及び移設できない支障物として柱に添加された庇梁,庇支柱及び支柱基礎である.補強対象柱に対して離隔が30mmであるため,鋼板を挿入することができない.かぶりを削ぎ落とす工法としてコア削孔やワイヤソー等が挙げられるが施工箇所の周辺は旅客が多いためφ42mmの小口径連続コア削孔で柱のかぶり部分を削ぎ落とし離隔を確保して鋼板を挿入した.

今後もより困難な条件下で施工が想定され,鉄道運行や利用者の利便性を確保しながらの施工になる.今後類似条件の参考となれば幸いである.

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