令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

地盤改良(2)

座長:浦野 和彦(安藤・間)

[VI-150] コンクリートアーチ橋りょう内部からの吸出しによる路盤陥没対策

〇菅原 寛文1、山本 繁幸1、村岡 洋2 (1.東日本旅客鉄道株式会社盛岡支社、2.東日本旅客鉄道株式会社構造技術センター)

キーワード:アーチ橋りょう、吸出し、路盤陥没、セメントベントナイト

北東北の地方路線において、盛土区間を横断する準用河川に架けられたコンクリートアーチ橋りょうの上部で路盤陥没が発生した。橋りょう内部を調査したところ、目地部に施工されていた鋼板による当て板工が腐食し、目地部から背面土砂の吸出しが確認された。路盤陥没は目地部からの土砂の吸出しにより橋りょう上部の盛土にゆるみが生じ、路盤陥没に至ったと想定された。補修方法としては橋りょう内部補修と路盤陥没対策が必要であった。路盤陥没対策は橋りょうの土被りが7mと大きいため、掘削を必要としないセメントベントナイト注入工法とした。本稿では、橋りょう上部の路盤陥没対策のために実施した調査、対策工について紹介する。

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