令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

地盤改良(2)

座長:浦野 和彦(安藤・間)

[VI-152] 工程面の課題を考慮した軟弱地盤対策事例~カヌー・スラローム会場整備工事~

〇畑 真哉1、村下 富雄1、安田 裕輔1、佐竹 禎司2 (1.株式会社 鴻池組、2.東京都オリンピック・パラリンピック準備局 大会施設部)

キーワード:プレロード盛土、圧密沈下、軽量盛土

軟弱な埋立層の上に盛土を行い、カヌー・スラローム競技場を構築するため、圧密沈下が想定され、プレロード盛土による圧密沈下促進を行った。当初工期を厳守するため、施工中に発生した工程遅延リスク(プレロード載荷期間が未定、地盤改良範囲に存在した地中障害物、プレロード盛土の施工が困難な箇所が発生)への対策が必要であった。そこで、試験盛土による圧密沈下挙動の推定、軽量盛土(カルグリ、EPS)を採用して鉛直荷重を低減し、地盤改良範囲の縮小、又はプレロード盛土の削減を行い、工程遅延を防止した。

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