令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

軌道保守(1)

座長:及川 祐也(鉄道総合技術研究所)

[VI-224] 分岐器内における効率的な乗り心地対策工法の確立

〇伊藤 大輔1、青柳 翔太1 (1.東海旅客鉄道㈱)

キーワード:分岐器、通り狂い、横圧、乗り心地レベル

当社の東海道本線における乗り心地管理は、軌道・電気総合試験車の走行によって得られた通り狂いから算出した推定乗り心地レベルを目安に行っている。しかし、定常的に列車が90km/h未満で走行している区間は、推定乗り心地レベルの算出対象外となっている。そこで、この区間に対して、簡易動揺計データを用いた実測乗り心地レベルによる評価を行い、評価が「悪い」区間の解消を図ることで、さらに乗り心地の良い線路をお客様へ提供することを目的に取組を行った。その結果、線形改良等の抜本的な対策が困難な箇所における軌道狂い抑制対策として、安価で簡易に設置可能な分岐器用連結板を考案し、良好な結果を得たので、今回報告する。

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