令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

シールドトンネル(1)

座長:小坂 琢郎(鹿島建設)

[VI-264] 河川直下を縦断して掘進する連続多急曲線シールドの施工

〇井上 隆広1、清水 真人1、土井 拓郎2、荒東 伸一3、小柳 涼平3 (1.安藤・間、2.福岡県那珂県土整備事務所、3.安藤ハザマ・大豊・環境施設特定建設工事共同企業体)

キーワード:泥土圧シールド、河川占用、急曲線、風化花崗岩、ビット交換、面板改造

本工事は,近年被害が頻発する二級河川御笠川水系高尾川の床上浸水対策特別緊急事業として,仕上がり内径φ5.0m,延長1,034m の地下河川トンネルを構築するものである.住宅が密集した市街地において蛇行する中小河川を縦断占用し,R/D≒3の連続する超急曲線施工や硬質な風化花崗岩の掘進といった非常に厳しい難条件下のシールド工事であった.悪戦苦闘の結果,河川直下で当初の計画にはない2回のビット交換とカッター面板等の改造を実施,諸々の機械故障やトラブルを克服して無事に掘進を完了することができた.

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