令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

検査技術・診断(10)

座長:森 康雄(熊谷組)

[VI-340] 3D点群データを用いた幹断面凹凸を有する樹木の抽出

〇進藤 義勝1、内藤 直人1、馬目 凌1、藤原 将真1、布川 修1 (1.公益財団法人 鉄道総合技術研究所)

キーワード:倒木、3D点群データ、鉄道

鉄道沿線の樹木の倒木危険性を評価する方法として、樹木医診断が挙げられる。その代替手法の開発を目的として、樹木医による樹木診断および樹木の3D点群データを取得した。本稿では、点群データを用いて、幹断面に凹凸を有する危険木の断面の抽出方法について検討した。検討した凹凸断面抽出方法は、幹断面の点群に対してフィッティング楕円を形成し、楕円からの点群の乖離の程度を表す標準偏差を求め、その値を比較した。その結果、凹凸を有する断面はその他の断面より大きい標準偏差を示す傾向が確認できた。一方で、いくつかの注意点があることもわかった。今後は、1本の樹木に対して倒木の危険性が高いものを区別できるように取り組む。

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン