令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

検査技術・診断(10)

座長:森 康雄(熊谷組)

[VI-343] ロックフィルダムの浸透量の定量的な評価事例

市川 滋己2、津田 守正2、〇池田 誠一1 (1.応用地質、2.水資源機構)

キーワード:ロックフィルダム、ダム管理、浸透量、タンクモデル、積雪モデル、融雪モデル

フィルダムにおける浸透量の観測はダムの安全管理において最も重要な観測項目の一つである.フィルダムで観測されるダム浸透量には堤体及び基礎からの浸透量の他,降水の影響が含まれている.そのため,観測値からダムの遮水機能の状態を評価することが難しく,観測されたダム浸透量から降雨の影響を除去することが課題である.本報告では,ダム管理者が日常的にダムの遮水機能の状態を把握するための評価手法について検討し,貯水位および気象観測の結果から浸透量を再現し,ダム管理に適用した事例分析を行った.その結果,本手法はダム遮水機能の評価に有効であることが確認された.

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