[VI-528] 騒音の左右差を用いたレール破断検知手法
キーワード:レール破断検知、騒音、距離減衰
無線式列車制御システムが導入され、軌道回路によらないレール破断検知手法が求められている。そこで、本報告では列車車体に設置した騒音計により車上からレール破断検知手法を提案する。レール破断は左右レールの片側どちらかで発生するためレール開口部走行時には車上で得られる騒音レベルは左右で大きさが異なる。自由空間を仮定した場合、騒音源からの距離に応じた騒音レベルの減衰を計算できる。実際の車両床下は床下機器により騒音が遮蔽されることから、理論的な減衰よりも実際の減衰は大きくなる。このことを利用し、レール開口部走行試験の結果を解析したところ、適切にレール開口部を検出することができた。
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