リニューアル(2)

[VI-459] 速乾性耐火塗料の東海道新幹線鋼橋への適用に関する検討

〇向井 天¹、加藤 千博¹、桑原 幹雄²、門田 祐一朗³ (1.東海旅客鉄道株式会社、2.大日本塗料株式会社、3.ジェイアール東海コンサルタンツ株式会社)

キーワード：速乾性耐火塗料、燃焼試験、鋼鉄道橋

鋼橋直下において火災が発生すると、鋼部材の受熱温度によっては、耐荷力が低下する可能性がある。以上のことから、東海道新幹線の鋼橋では、橋梁下がテナント使用されている箇所や、高速道路と交差している箇所を対象に耐火塗料を施工している。現行の耐火塗料の施工は、塗装工程が多く工期が長くなるばかりでなく、耐火塗料の性質上、養生方法や温湿度管理が非常に厳しい。

そこで、これらの課題を解決するために、速乾性の新たな耐火塗料を適用することを検討したので、その結果について報告する。