令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

検査技術・診断(12)

座長:御領園 悠司(清水建設(株))

[VI-590] 塩化物イオン量分布面的調査による橋梁維持管理の効率化に関する一提案

〇伊藤 均1,2、溝渕 利明2 (1.八千代エンジニヤリング株式会社、2.法政大学)

キーワード:塩害劣化、面的調査、蛍光X線、電磁波

橋梁定期点検では,近接目視による状態把握を行い,道路橋毎での健全性診断を実施するが,対象とする橋梁全体をくまなく近接するため,時間と費用を要する.そのため,予算等の負担を感じる道路管理者が多く存在するが,一方,橋梁全体をくまなく近接目視することを一律に求めるとき,橋梁,部位によっては過剰となる場合があり得る.そこで,外観から塩害進行を把握することができない潜伏期,進展期の段階から継続して塩害劣化進行把握が可能で,構造物全体を調査することが可能な手法として,電磁波および蛍光X線を組み合わせた調査方法について,実構造物への適用性の可能性,その結果を活用した効率的橋梁維持管理について提案を行う.

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