令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

検査技術・診断(12)

座長:御領園 悠司(清水建設(株))

[VI-591] 端面反射波の影響を考慮した広帯域超音波法(WUT)によるPC グラウト充填探査の精度向上について

〇福島 邦治1、木下 尚宜2、吉武 勇3 (1.日本ピーエス、2.エッチアンドビーシステム、3.山口大学)

キーワード:非破壊検査、広帯域超音波法(WUT)、PCグラウト充填調査、周波数

広帯域超音波法(WUT)は,比較的厚い部材にも適用できるため,ポストテンションPC橋のグラウト充填探査に用いられる.WUTは反射波を分析することでグラウト内の空隙を検出する方法である.本研究では,WUTによるグラウト充填探査の精度向上を目的に,シースおよび端面からの反射波の影響について検討・評価を試みた.その基礎的実験として,4種類のコンクリート供試体を準備し,WUTによるグラウト充填探査を行った.本実験により,シース反射波に加えて端面反射波を評価することで,グラウト充填判定の精度向上ができることを示した.

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