令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル(8)

座長:田川 謙一(東海旅客鉄道)

[VI-648] 山岳トンネル掘削で発生する地質リスク事象に対する先受工の効果に関する分析

〇宇田川 義夫1 (1.清水建設株式会社)

キーワード:山岳トンネル、地質リスク事象、地表面沈下・陥没、先受工

山岳トンネルの補助工法の一つである先受工は,切羽安定対策や湧水対策といった施工の安全性確保を目的とするとともに,地表面沈下対策としての周辺環境の保全を目的として実施される.本論は,2001~2010年の過去10年間に発行された技術専門誌「トンネルと地下」に掲載された山岳トンネルの報文を調査し,過大な地山変位,切羽崩壊,異常湧水ならびに地表面沈下・陥没といった山岳トンネル掘削で発生する地質リスク事象に対する先受工の効果に関する分析をおこなったものである.

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