令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

リニューアル(4)

座長:内藤 英樹(東北大学)

[VI-701] 高温型電熱マットを使用した超高強度繊維補強コンクリートの性能確保

〇木谷 憶人1、富井 孝喜1、青木 峻二1、川西 貴士1、玉滝 浩司2、藤野 由隆2 (1.大林組 、2.宇部興産)

キーワード:給熱養生、電熱マット、超高強度繊維補強コンクリート、床版取替え、冬季施工

高速道路高架橋の床版取替工事では継手の急速施工のために,常温硬化型の超高強度繊維補強コンクリート(以下,本UFC)を用いた継手工法が開発されているが、冬季の施工では所要の性能を発揮するための養生期間の確保が難しい.そこで、高温型の電熱マットと断熱材等を組み合わせた高温養生システムを開発し、同システムによる給熱養生効果の確認実験を室内及び現場で行った。その結果、環境温度10℃以下においては,本UFCの温度を40℃以上に保持することを確認した.また,給熱養生完了時で所要の圧縮強度180N/mm2以上を確保したことから,同システムが本UFCの冬季における給熱養生対策として適用可能なことを確認した.

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