令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

リニューアル(11)

座長:津野 究(鉄道総合技術研究所)

[VI-747] 現状のトンネル覆工健全性評価の定量化に向けた分析

〇粂田 大輝1、進士 正人1、林 久資1 (1.山口大学大学院 創成科学研究科)

キーワード:トンネル、TCI、判定区分、ひび割れ

平成26年度の道路法の一部改正に伴い,道路トンネルの定期点検は5年に1回の頻度で実施することが義務付けられている.その点検結果をもとにしたトンネル健全性診断は技術者の主観的かつ定性的な判断が中心で,技術者の技術,経験によるブレが懸念されている.そこで本研究では,覆工ひび割れ指数TCI用いたトンネル健全性の定量的な判定指標を提案することを目的とし,技術者の下した判定区分とTCIの関連分析を行った.その分析の結果,TCI増加量により経年的なひび割れ進行性を適切に把握できた.また,TCIを導出する際に用いるひび割れ幅,長さの増大に着目をすると幅の増大が技術者の判断に与える影響が大きいと推測された.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン