令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

軌道保守(5)

座長:吉川 秀平(西日本旅客鉄道)

[VI-892] 軌道材料の異常検出に向けた鉄道巡航速度における高解像度画像撮影手法の提案

〇早川 智彦1、望戸 雄史1、村上 健一1、石川 正俊1 (1.東京大学)

キーワード:軌道材料、モーションブラー補償、レール、高解像度撮像、構造物点検、高速カメラ

本研究では,軌道材料の検査効率化のため,軌道材料の点検スペックから要求される仕様を明確化し,鉄道車両の床下への設置を念頭に置き,巡航速度で走行しながら軌道材料を検査可能なシステムを開発した.その際,モーションブラー補償機構を導入することで,移動に伴うブレを生じさせないことを特徴とした.また,実験として,1m先に存在する軌道材料であるレールを想定し,時速100km相当でベルトコンベアを動作しながら0.2mmの表面傷を静止時と遜色なく高解像度に撮影可能であることを示した.このことから,実際の点検の場面においても,異常の検知に寄与できるものと考えられる.

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