令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

シールドトンネル(5)

座長:河越 勝((株)熊谷組)

[VI-932] 難凍結性加泥材を利用したシールド工事におけるビット交換の効率化 その2 室内試験と評価

〇黒岩 大地1、西田 与志雄2、石井 裕泰2、笹原 茂生1 (1.富士化学株式会社、2.大成建設株式会社)

キーワード:泥土圧シールド、ビット交換、地盤凍結工法、難凍結性加泥材

凍結環境下でのビット交換を行う場合,通常の加泥材ではカッターヘッドと凍土との凍着や,シールドチャンバー内の凍結により搬出作業に支障をきたすことが予想される.そこで,ビット交換前に難凍結性を有する加泥材を適用することで凍着を抑制し作業効率を向上できると考え,難凍結性加泥材について開発を行った.2種類の難凍結材を検討した結果,難凍結性加泥材を適用することで-10℃でも固化せず,仮に想定する量を注入できなくても0.5N/mm2を下回る強度に抑制出来た.また難凍結性加泥材を使用することによる凍土融解のおそれがないことも確認した.上記の結果や注入量等を考慮し,難凍結材にはブライン系を採用することとした.

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