令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル(9)

座長:森田 篤(前田建設工業)

[VI-656] トンネル掘削発破による坑内弾性波速度の特徴について

〇大沼 和弘1、中谷 匡志1 (1.安藤ハザマ)

キーワード:トンネル、屈折法弾性波探査、坑内弾性波探査、弾性波速度、土被り

屈折法弾性波探査による弾性波速度とTFT探査により測定された坑内での弾性波速度に対し,土被りに着目した検討を行った結果,土被りが200m程度と十分大きな場合にはそれぞれの値がほぼ同一に近づくが,土被りが80m以下の場合にはばらつきが大きく合致しないことが判明した.土被りが80~150mの区間においては,屈折法弾性波速度に比べ,坑内弾性波速度が1.3~1.7倍の値を示すことが判明した.坑内弾性波探査ではトンネル下方の堅硬な岩盤を伝播するなど伝播経路が異なることが要因と考えられ,トンネル掘削発破を利用した坑内弾性波探査の測定結果をトンネル支保パターン選定に活用する際の留意点を述べる.

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