令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル(9)

座長:森田 篤(前田建設工業)

[VI-660] 各種前方探査を活用した長大トンネルの掘削

〇伊藤 哲2、吉森 佑介1、小山 武志2、浅野 文典2、三宅 由洋2 (1.独立行政法人鉄道・運輸機構大阪支社敦賀鉄道建設所、2.株式会社大林組)

キーワード:前方探査、水圧ハンマ、削孔検層、TSP、断層

北陸新幹線,新北陸トンネル(奥野々工区)は,福井県南条郡南越前町に延長4,880mのトンネルを掘削する工事である.地質は美濃帯の中・古生代砂岩,粘板岩やチャートを主体としている.最大土被りは500m超となり,複数の断層や褶曲構造により地質が複雑に変化し,亀裂が卓越する区間や多量の湧水を伴う区間があった.当初よりこのような地質リスクが想定されていたため,トンネル全線で中尺・短尺のノンコア削孔検層や坑内弾性波探査などを実施した.本稿では,これらの探査情報を活用して克服した岩相変化に富む長大トンネルの掘削について述べる.

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