情報化施工(2)

[VI-1083] 路面診断画像に基づく3次元点群データのVR可視化システム

〇蒔苗 耕司¹、芦立 一博¹、黒河 洋吾²、須田 清隆³、可児 憲生⁴ (1.宮城大学、2.(株)愛亀、3.環境風土テクノ(株)、4.可児建設(株))

キーワード：バーチャルリアリティ、舗装点検、点群データ、ヘッドマウントディスプレイ

近年，3次元計測技術の進歩により，実空間の地物形状を3次元点群データとして低コストで取得することが可能になっている．本研究プロジェクトでも，車両に搭載した簡易なカメラによる舗装路面から 点群データの取得実験を行っているが，PC上での点群データ表現では，ひび割れ等の微細な形状の認識が難しいという課題がある．この課題に対し，本研究では舗装路面の点群データを，HMDにより表現される仮想空間内で立体的に可視化し，舗装路面の点検作業が可能なシステムを構築した．過高感を高める機能や描画機能の付与により実用性を高めるとともに，低廉な一体型HMDの適用により，中小企業等でも導入しやすいシステムを実現した．