令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル(10)

座長:大谷 達彦(西松建設株式会社)

[VI-674] 「切羽地質情報取得システム」の現場適用事例

〇谷口 翔1、鶴田 亮介1、多寳 徹1、柴崎 知令2 (1.安藤・間、2.国土交通省関東地方整備局)

キーワード:山岳トンネル、切羽、AI、地質評価

これまで目視観察を中心としていた切羽観察の定量化や簡易化を目的として,トンネル切羽の岩盤の硬さ,風化度,割れ目間隔を簡易な操作で高精度にセンシングし,定量的に評価する「切羽地質情報取得システム」を開発した.国土交通省発注の山清路トンネルで現場実証を実施し,本システムの評価精度を検証した.本システムの評価結果は,目視観察による評価結果と比べて大きく遜色のないものといえる結果となった.本システムにより,切羽の地質状況を定量的に評価することが可能となり,切羽観察担当者の主観に依存していた従来の切羽観察を,より客観的に記録できるようになった.

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